一年ぶりぐらいですかね。。それでも読んでくれているのが嬉しいです。
最近はスクール、クラブチームにおける1on1スキル ピリオダイゼーション
計画的に1on1スキルを高めるというのを考えながら行っております。
時間があればいくつかの要素を記事にして書いていければと思います。
今回はスキルトレーニングにおけるSDDLという練習設定について。
SDDLはトーステン・ロイブルコーチから教わったキーワードになります。
- Shadow シャドー 1on0 ディフェンスがいない状態
- Dummy ダミー 1on1 ディフェンスは機械的に状況を作り出す
- Decision make ディシジョンメイク オフェンスが判断する状況を作り出す
- Live ライブ 実戦形式の状況を作り出す
当たり前の練習設定になるのですが、言語化されることにより段階を整理しやすくなります。
必ずしもこの4つの段階を踏むことが原則ではなく、選手・チームの能力における段階・時期、焦点の当て方によってどの要素を削るか増やすかを考えることが必要になっていきます。
Shadow シャドー
1on0の練習になります。野球でいう素振り、タオルでおこなうピッチング練習でしょうか。
オフェンスの動作に焦点を当てます。ここではより速く・強く・正確にプレーできるのが目的の一つになります。
焦点を当てるという話もまた時間がありましたら記事を書きたいと思います。
Dummy ダミー
1on1の練習になります。ディフェンスは、練習したいスキルが発揮される状況を機械的に作ります。ここではオフェンスの動作とボールマンディフェンスとのスペース&タイミングの把握にも焦点を当てながら練習を行っていきます。
例えばドリブルドライブであればどの間合いで加速できるのか、またどのタイミングで切り返せばいいのかを知ることができます。
このとき想定したいのがより強いディフェンスになります。
強いディフェンスとは「より速い・強い・高いディフェンス」になると考えています。
より速いはリアクトスピード。ディフェンスが優位な状況を作り出し、オフェンスが行きたい空間へ先に到達できる。バッドスタンスを作り、逆をついても対応してくるようなディフェンス。
より強いはコンタクト。ディフェンスが優位な状況を作り出し、オフェンスが行きたい空間を先に埋めることができる。
より高いは身長またウィングスパンとジャンプ。この高いというのは厄介でディフェンスが優位な状況を作り出し、オフェンスが行きたい空間を先に埋める、なおかつ先に到達することができる。
コーチMのブログ「素早さとフィジカル(当たりの強さ、当て方の上手さ)は何のために伸ばすのか」
コーチMのブログ「素早さとフィジカル(当たりの強さ、当て方の上手さ)は何のために伸ばすのか」
http://ameblo.jp/tamorimorimori83/entry-12189090137.html
Decision make ディシジョンメイク
1on1の練習に負荷をあげます。ここがスキルトレーニングの肝ではないかと。やはりバスケットはオープンスキル(対人スポーツ)になるのディフェンスの守り方に対してどう対応できるかが試合で使える、戦える、勝てるためのポイントになると考えています。
ディフェンスはスキルが発揮される状況を作るのですが、機械的に守るのではなく、オフェンスに判断させるようにしてディフェンスを行います。
見て→判断して→プレーする
最初はわかりやすく、AとBの状況をはっきりとディフェンスが作ります。
例としてジャブステップにおいて、ディフェンスが反応しなかったらストレート、ディフェンスが反応したらクロスといった具合になります。
その際にプレーの優先順位を構築するのもポイントになります。ストレートドライブの優先順位が高ければ、そのプレーを狙いながらディフェンスが反応した際にクロスドライブを狙うようにします。
アタック&カウンター(リード&リアクト)という二者択一性を見極められる能力を高めていきます。
感じて→反応して→プレーする
ただ試合中のディフェンスはそんなにはっきりとした状況は生まれにくくなってきます。今度は選択肢のAとBをぼやけさせるようにして状況を作ります。完全に止めるわけではないのですが、ディフェンスがオフェンスを迷わせるような状況を作ります。(ここはディフェンスの腕前が問われます)
このときのポイントはオフェンスは出力を落とさない、上記の状況と同様なスピードでプレーするのを心がけます。上手にきれいにプレーを行うのが目的ではなく、止められる・うまくいかないを前提にてしてプレーするのが目的となります。
さらに、プレーがうまくいなかったときのリセットは基本的になしです。要は意図したプレーが出せなかったときに、もう一回やり直して練習ではなく、その止められたところからさらなるカウンタームーブでプレーを続けます。
ストレートドライブがチャンスだと思いプレーを行ったがディフェンスに止められた。その際にリセットやストップではなく、ロールやビハインド、スペースメイクでさらなる対応を行いプレーを続けます。
アダプタビリティという適応・対応能力を高めていきます。
Live ライブ
最初から最後まで本番形式で1on1を行います。
この状況設定も腕の見せどころではないかと。試合で行われない状況、また意図のない状況はあまり試合とリンクしないことが多かったりします。
ゲームの状況、空間、時間を切り取り実戦的に経験を積めるとスキルが磨かれていくのではないかと考えています。
を参考とさせて頂きました。
ダミーディフェンスのポイントは試合と同じような姿勢、また反応でディフェンスを行うこと。目から入る情報が多いため、姿勢が高い、ゆるく反応するのはあまり意味がない練習になってしまいます。このポイントも教えて頂いたものです。
Decision make ディシジョンメイク
1on1の練習に負荷をあげます。ここがスキルトレーニングの肝ではないかと。やはりバスケットはオープンスキル(対人スポーツ)になるのディフェンスの守り方に対してどう対応できるかが試合で使える、戦える、勝てるためのポイントになると考えています。
ディフェンスはスキルが発揮される状況を作るのですが、機械的に守るのではなく、オフェンスに判断させるようにしてディフェンスを行います。
見て→判断して→プレーする
最初はわかりやすく、AとBの状況をはっきりとディフェンスが作ります。
例としてジャブステップにおいて、ディフェンスが反応しなかったらストレート、ディフェンスが反応したらクロスといった具合になります。
その際にプレーの優先順位を構築するのもポイントになります。ストレートドライブの優先順位が高ければ、そのプレーを狙いながらディフェンスが反応した際にクロスドライブを狙うようにします。
アタック&カウンター(リード&リアクト)という二者択一性を見極められる能力を高めていきます。
感じて→反応して→プレーする
ただ試合中のディフェンスはそんなにはっきりとした状況は生まれにくくなってきます。今度は選択肢のAとBをぼやけさせるようにして状況を作ります。完全に止めるわけではないのですが、ディフェンスがオフェンスを迷わせるような状況を作ります。(ここはディフェンスの腕前が問われます)
このときのポイントはオフェンスは出力を落とさない、上記の状況と同様なスピードでプレーするのを心がけます。上手にきれいにプレーを行うのが目的ではなく、止められる・うまくいかないを前提にてしてプレーするのが目的となります。
さらに、プレーがうまくいなかったときのリセットは基本的になしです。要は意図したプレーが出せなかったときに、もう一回やり直して練習ではなく、その止められたところからさらなるカウンタームーブでプレーを続けます。
ストレートドライブがチャンスだと思いプレーを行ったがディフェンスに止められた。その際にリセットやストップではなく、ロールやビハインド、スペースメイクでさらなる対応を行いプレーを続けます。
アダプタビリティという適応・対応能力を高めていきます。
Live ライブ
最初から最後まで本番形式で1on1を行います。
この状況設定も腕の見せどころではないかと。試合で行われない状況、また意図のない状況はあまり試合とリンクしないことが多かったりします。
ゲームの状況、空間、時間を切り取り実戦的に経験を積めるとスキルが磨かれていくのではないかと考えています。