Team Offense Design Seriesの第三弾です!
今回はチームオフェンスにおいて何を使うのか?をテーマに記事を書いていきます。
- Team Offense Design
- Team Offense Design“Why?” [原理原則・目的・優先順位・戦略]
- Team Offense Design“What?”[チーム戦術①]
- Team Offense Design“When?”[チーム戦術②]
- Team Offense Design“Who,Where?”[チーム戦術③]
- Team Offense Design“How?”[グループ戦術・個人戦術]
今回の記事はおすすめ戦術ではなく、チーム戦術の構造を今一度整理していきたいと思います。
この記事では武庫川女子大学ヘッドコーチ坂井 和明先生の考えを参考にさせて頂きました。他にも多くのコーチの考え、エッセンスを自分なりに落としこんで記事を書いています。
この記事では武庫川女子大学ヘッドコーチ坂井 和明先生の考えを参考にさせて頂きました。他にも多くのコーチの考え、エッセンスを自分なりに落としこんで記事を書いています。
1.戦略
前回の記事を参考にしてみてください!
パーセンテージとポゼッションの原理原則をもとに、3つの目的、機会と脅威の優先順位から戦略を組みてていきます。
その戦略を達成するためのチーム戦術はどのような構造で組み立てていくのか、基本的な部分を整理します。
2.チーム戦術
チーム戦術とは基本的にはグループ戦術(アクション)の集合体になります。
アクションも基本的にはPlayer Move(スクリーンとカット)とBall move(パスとドリブル)になります。
1)チーム戦術とは? グループ戦術の集合体
グループ戦術の展開例は基本的に2つに分けて整理をしています。
①連続性 アクション→...
アクション→アクション AI cut→UCLA→PnR→Reversal...
②連動性 アクション+スペーシング or アクション
アクション+スペーシング ex)Hi PnR+Spacing
アクション+アクション ex)PnR+Down scr
個人的な考えとしてNBAなどでみるのは少ないアクション→...の手続きから、アクション+スペーシングにおける頻度が多いのではないかと感じます。個の能力が生かされるシーンが多く見られます。
ヨーロッパなどでみるのはアクション→...の手続きをいくつか踏んでから、アクション+スペーシングにおける頻度が多いのかと感じます。試合を観ながらオフェンス展開の途中で思考が追いつかなるシーンが多々あります。。
B.LEAGUEでもコーチのスタイルによって作られるオフェンスが違うのではないでしょうか?そういったところにも注目してみるととても面白いと思います!
B.LEAGUEでもコーチのスタイルによって作られるオフェンスが違うのではないでしょうか?そういったところにも注目してみるととても面白いと思います!
2)チーム戦術のタイプ
それぞれのアクションを総括して「◯◯◯オフェンス」や「◯◯◯モーション」「◯◯◯セット」と呼ばれることがあります。
それぞれのアクションを総括して「◯◯◯オフェンス」や「◯◯◯モーション」「◯◯◯セット」と呼ばれることがあります。
ハーフコートの基本的なオフェンスタイプとしては4つあると考えています。
実際のオフェンスは完全に区分けされているわけではないですが、このように整理しています。
①セットオフェンス・・制限
A→B→C→
必要な手続きを踏みながらオフェンスを展開していく
②オプショナルフェイズオフェンス・・順次性/並列性
A1+A2+A3→B1+B2+B3→C1+C2+C3
縦(オプション)と横(フェイズ)の選択肢を実行しながらオフェンスを展開していく
③モーションオフェンス・・自動性
+A +B +C -D -E
ルールを付け加え、取り除きオフェンスを展開していく
④フリーオフェンス・・自由
ABCDEF.....
自由にオフェンスを展開していく
NCAATournamentでFinal Fourに進出したチームもそれぞれカラーがあるチーム戦術を持っていました。
例えば、、
ゴンザガ
Continuity Offense/1-4 High Set
ノースカロライナ
Primary Break/Secondary Break
僕はヴァージニアのMover & Blocker、ビラノバの4 out motionなどに興味がありました。残念ながらNCAAトーナメントでは負けてしまいました。。
Mover & Blocker
3)チーム戦術のカテゴライズ
チーム戦術となるとハーフコートをイメージするかもしれませんが、オフェンスだけでもボールを持つ前の切り替え局面からシュートを打ったあとの切り替え局面までマネジメントできるといいかもしれません。このカテゴライズ整理は後輩コーチから教えてもらったものにプラスアルファをしてみました。
①ファストブレイク/ボールキャリー
a.プライマリーブレイク b.セカンダリーブレイク
②アーリーオフェンス
③ハーフコート
a.サイン&コール b.アライメント c.エントリー d.オプション e.クイックヒット
④14secオフェンス (オフェンスリバウンド後)
a.カバレージ b.プットバック c.クイックセット
⑤アウトオブバウンズ
a.SLOB b.BLOB
⑥タイムマネジメント
a.ファーストセット b.アフタータイムアウト c.エンドオブゲーム d.ディレイド
⑦ゾーンアタック/プレスブレイク
こちらも例として、
小さいチームが「走り勝つ」というのは確かに大事ですが、やはりただ走っても勝ってないということ。走りながらファストブレイクを組み立てる、流れを切らさずにアーリーオフェンス組み立てる能力が必要になると考えています。
切り替え局面というのはやはり大事で、意外にもリバウンドからのブレイクというのはマネジメントされていないと本数が少なかったりします。もちろん相手よりも能力が高ければ走力にてブレイクの本数は多くなります。またシュート後もオフェンスリバウンドに飛び込むではなく、オフェンスリバウンドのエリアを先に占めるように選手を移動させることが大事になってきたりします。
次回以降の記事にて、いつ・どこで・誰を使うのか?というところでチーム戦術をどのように組み立てていくのかを書いていきたいと思います。(書ければ・・)
こちらも例として、
小さいチームが「走り勝つ」というのは確かに大事ですが、やはりただ走っても勝ってないということ。走りながらファストブレイクを組み立てる、流れを切らさずにアーリーオフェンス組み立てる能力が必要になると考えています。
切り替え局面というのはやはり大事で、意外にもリバウンドからのブレイクというのはマネジメントされていないと本数が少なかったりします。もちろん相手よりも能力が高ければ走力にてブレイクの本数は多くなります。またシュート後もオフェンスリバウンドに飛び込むではなく、オフェンスリバウンドのエリアを先に占めるように選手を移動させることが大事になってきたりします。
次回以降の記事にて、いつ・どこで・誰を使うのか?というところでチーム戦術をどのように組み立てていくのかを書いていきたいと思います。(書ければ・・)