バスケットボールの原理原則の部分における話を展開しながらまとめてみました。
どのオフェンスを採用したとしても根底にあるのはこのような理由があるのではないかと考えております。
この内容は僕だけの考えだけでなく、多くの人の考えをもとに整理しているものです。
①原理原則:本数と確率
自チームのオフェンスにフォーカスするのであれば
- 自チームのシュート確率を上げる
- 自チームのシュート本数を減らさない(ターンオーバーを減らす)
- 自チームのシュート本数を増やす(オフェンスリバウンド)
がベースであって、この3つを達成することがオフェンスの原理原則になる部分になります。
この3つを向上・分析する上で
現在は様々なスタッツが活用されているので、自分自身の中で重要な指標を見出すことが重要になってきます。
単純にエリアの得点期待値だけでなく、3Pの期待値を加味した確率(eFG%)、1ポゼッションにおける期待値であったり(Pts/Poss)、オフェンスを100回行ったときの得点に換算したりすること(Off Rating) などなど。
オフェンスリバウンドとターンオーバーの本数だけでなく、どれぐらいの割合で行われているのか(O.Reb%、TO%)、FGの本数に対してフリースローの本数がどれぐらい獲得できているか(FTA/FGA) などなど。
②目的:オフェンスの目的
- ペイントショット
- オープンショット
- アドバンテージ
3つを達成することがチームオフェンスの目的になってくるのではないか?東京医療保健大学 女子バスケットボール部コーチ 恩塚先生の考えをもとにしています。
ペイントショットでは6つのシチュエーションを考えています。
ペイントショットでは6つのシチュエーションを考えています。
- ドライブ
- ドライブの合わせ
- カッティング
- ポスト
- ファストブレイク
- プットバック
全ての回数を多くするわけではなく、チームに適したペイントショットを作り出すことが重要になっていきます。合わせとカッティングはどちらもオフボールの動きだが、合わせはボールマンが主動、カッティング
はオフボールマンが主動と考えているため別々にしています。
オープンショットでは、3つのシチュエーションを考えています。
オープンショットでは、3つのシチュエーションを考えています。
- オープンショット(グッドショット)
- ユアーショット
- バッドショット
オープンといっても完全なノーマークのキャッチショットだけが確率の高いペリメーターシュートとは限りません。選手の能力によって異なるのではないかと考えます。
もちろん、完全なノーマークのキャッチショットが確率が高いのは間違いないです。ただ選手の能力によっては、ディフェンスの手があっても自分のリズムで打てるプルアップは確率が高い場合があります。自分のリズムで打てるグッドショットをユアーショットと呼んでいます。ディフェンスの手がある状態で相手のリズムで打たさせれているのがバッドショットとなります。
つまりはキャッチ&ショットと自分の得意なシュートシチュエーションを作り出すことが大事になります。
もちろん、完全なノーマークのキャッチショットが確率が高いのは間違いないです。ただ選手の能力によっては、ディフェンスの手があっても自分のリズムで打てるプルアップは確率が高い場合があります。自分のリズムで打てるグッドショットをユアーショットと呼んでいます。ディフェンスの手がある状態で相手のリズムで打たさせれているのがバッドショットとなります。
つまりはキャッチ&ショットと自分の得意なシュートシチュエーションを作り出すことが大事になります。
アドバンテージでは3つの要素を考えています。
- アウトナンバー(数的優位)
- ギャップ(空間的優位)
- ミスマッチ(能力的優位)
アウトナンバーを局所でいかに作れるかが優先順位が高くなるものだと考えます。
ギャップは前後左右の空間のズレとして考えます。クローズアウト(前後のズレ)やピックにおけるドライブ(左右のズレ)があげられます。
ミスマッチでは時間、上下のズレとして考えます。時間というのはスピードのズレ、上下というのは高さのズレになります。スクリーンを行った際にスイッチが行われた瞬間にこのミスマッチが生まれることが多くなります。
ギャップは前後左右の空間のズレとして考えます。クローズアウト(前後のズレ)やピックにおけるドライブ(左右のズレ)があげられます。
ミスマッチでは時間、上下のズレとして考えます。時間というのはスピードのズレ、上下というのは高さのズレになります。スクリーンを行った際にスイッチが行われた瞬間にこのミスマッチが生まれることが多くなります。
③優先順位:強みと弱み・機会と脅威
原理原則・目的を達成したのち行動・選手・場所・時間・手法の優先順位を構築していかなければなりません。これについてはまた自分なりの考えを展開していきます。
強みというのは自分たちの能力において原理原則・目的を達成できる最良なものが強みになります。弱みというのはその逆になります。
いかにして自分たちの強みを大きく発揮して、弱みを少なくすることができるかが重要になります。
さらには相手チームがいるので、相手チームの強みと弱みをぶつけたときに何が起きるのか?
自チームの強みと相手チームの弱みをかけあわせると“機会(チャンス)”が生まれます。
自チームの弱みと相手チームの強みをかけあわせると“脅威(ピンチ)”が生まれます。
強みの拡大、弱みの縮小だけでなく、機会(チャンス)を大きくして、脅威(ピンチ)を少なくすることが重要になっていきます。
強みというのは自分たちの能力において原理原則・目的を達成できる最良なものが強みになります。弱みというのはその逆になります。
いかにして自分たちの強みを大きく発揮して、弱みを少なくすることができるかが重要になります。
さらには相手チームがいるので、相手チームの強みと弱みをぶつけたときに何が起きるのか?
自チームの強みと相手チームの弱みをかけあわせると“機会(チャンス)”が生まれます。
自チームの弱みと相手チームの強みをかけあわせると“脅威(ピンチ)”が生まれます。
強みの拡大、弱みの縮小だけでなく、機会(チャンス)を大きくして、脅威(ピンチ)を少なくすることが重要になっていきます。
④戦略:意思決定をするためのプロセス
上記の項目を踏まえ、自分たちのチームに落とし込むときに戦略を決定していきます。どのような戦い方をしていくのか?選手たちの能力を加味することも大事ですが、チームの哲学を入れ込むことも大事なってくるのではないかと考えます。
と少し話がそれたところも、リンクするところもありますが
Team Offense Design “Why?”になります。次回も考えをまとめていきます。
上記の項目を踏まえ、自分たちのチームに落とし込むときに戦略を決定していきます。どのような戦い方をしていくのか?選手たちの能力を加味することも大事ですが、チームの哲学を入れ込むことも大事なってくるのではないかと考えます。
- 戦略決定
- 試合計画
- 練習計画
- 練習
- 試合
- 分析
と少し話がそれたところも、リンクするところもありますが
Team Offense Design “Why?”になります。次回も考えをまとめていきます。